<動的耐震システムとは?>
     あなたの家の耐震性能は?
     どのくらいの震度まで耐えられるか具体的に表示し、 
     低コストで効果的な耐震改修の指針となります。

建物に実際に震度1程度の地震波を与え、建物の挙動を計測し、解析することにより「震度いくつの地震まで安全か」を表示するシステムです。

建物の2階に、振動機(水平起振機)を設置します。

この振動機が起こす建物に伝わり、建物が震度1程度で揺れます。

 

建物の挙動を、建物内3か所に設置した地震計が把握し、これを解析します。

例えば、南側が弱く北側が強い建物の場合、北側に比べ南側が大きく揺れます。

東西南北それぞれのデータを解析し、建物のどの部分がいちばん弱いか、また、震度いくつの地震まで耐えられるかを算出します。

 

次に、地盤調査を行います。
振動機(鉛直起振機)を使って地盤に地震波を与えます。

一般に、軟弱地盤ほど地震時の揺れが大きくなる傾向にあります。

調査地の地盤が軟弱地盤かどうか、また、想定される地震が起きた場合にどれくらい揺れるかを算出します。

さらに、地盤と建物の相性(共振の可能性)についても判断します。

 

地盤調査結果から、各地区の想定地震が想定どおりに起きた場合の調査地で予想される地震の大きさ、改修前の建物の安全性、改修後の建物の安全性を報告書に記載してお届けします。
 グラフのみかた

 1段目:阪神淡路大地震での、神戸海洋気象台が記録した地震の大きさ
 2段目:各地域が想定している地震が想定どおりに起きた場合の、調査地で予想される地震の大きさの最大値
 3段目・4段目:改修前の建物の安全性(青色の範囲の大きさの地震であれば建物の安全性が高く、黄色の範囲では
  建物に損傷をきたす可能性が生じ、赤色の範囲では建物に大きな損傷をきたす可能性がある)
 5段目・6段目:改修後の建物の安全性