3次元耐震補強金物「SANJIKU」の耐震工法は、19年東京都選定の「安価で信頼できる耐震改修工法」です。

JTN 住宅耐震ネットワーク本部 開発・販売元 (資)丸久材木店 耐震事業部 岐阜県可児市広見830番地の1 TEL: 0574−62−0025

< よくあるご質問と回答集 >

Q.1 「耐震王SANJIKU」はどんな金物ですか?
A.1 「耐震王SANJIKU」は。1つの金物で上下・左右・前後の3方向に効果のある耐震金物です。柱などの構造材を地震の時にどんな方向からの力にも外れ難くいたします。さらに今まで使用されている金物と比較して大きな粘りと衝撃に対して強く、木材に優しい補強金物で、建物の全体を地震に粘り強くする為の補強金物です。
   
   
Q.2 「耐震王SANJIKU」は、どのように使用するのですか?
A.2 従来の金物と同じように、釘又はネジを用いて耐震が必要な壁の4隅に取り付けます。使用方法には「耐震王SANJIKU」のみ取り付ける補強方法・筋交いを組み合わせる標準仕様・大きな効果が必要なとき2セットを合わせて使用するダブル施工があります。
  
   
Q.3 「耐震王SANJIKU」は、どんな建物に使用できますか?
A.3 軸組み・ツーバイ等木造の建物全般に使用出来ます。後付け仕様で、新築・既存を問いま せん。少ない壁面で大きな耐力を持ちますので、窓の大きな住まいに最適です。
  
   
Q.4 「耐震王SANJIKU」は,どのくらい強いのですか?
A.4 「耐震王SANJIKU」筋交いたすき掛け壁は、ツーバイフォー耐力壁の2.5倍の耐震性能を示しました。(詳しくは中部大学での大力壁試験実施データをご覧ください)外部に構造用合板を貼る耐震補強よりも2倍以上の大きな耐震性能が実験値ででています。
  
   
Q.5 「耐震王SANJIKU」は、なぜ強いのですか?
A.5 「耐震王SANJIKU」は、プレス加工と特殊座金を使用する金物で、木材の大きな引っ張り耐力と圧縮耐力を利用して大きな強度を持たせます。又、3方向固定で軸組み構造の一番弱い接合部分を補強し、家が捻れにくくする効果もあります。このようないろんな複合効果で従来の金物では実現できなかった大きな耐力を持つのです。
   
Q.6 「耐震王SANJIKU」は、建物を頑丈にする金物ですか?
A.6 「耐震王SANJIKU」は、独自の厚さとプレス加工で従来の2倍以上も大きな粘りを持ちます。建物が左右に動こうとする力にそのエネルギーを吸収する効果もあります。地震や台風に強さと粘りで建物を守る補強金物といえます。
   
Q.7 「耐震王SANJIKU」のつける場所は? 又だいたい何個必要ですか?
A.7 建物の規模や現状にもよりますが、基本的には32個−40個が基準となります。建物の4隅にある壁を主体に取付け、後はバランスや必要に応じて追加致します。2階建ての場合は、通し柱の補強もかねて4隅の通し柱を基本に使用します。詳しくは,当社へお問い合わせください。筋交い取付の他、単体使用や出窓受け、火打ち補助・束補強等に御利用できます。
   
Q.8 建築基準法に則った住まいには、「耐震王SANJIKU」は、必要ないですか?
A.8 構造専門家の間では、被害を押さえるには1.8倍以上の強度が必要だと言われております。建築基準法は、倒壊を防ぐ最低限の基準です。倒壊とは大地震の際、瞬時に破壊する危険性のことを言います。又、基準法以上の設計されていても筋交いの取付施工によっては、その効果が期待できない場合もあります。中部大学での実験で、金物使用のたすき掛け筋交いで基準値の6割程度の効果しか出ておりません。1.8倍程度の強度が必要なことがお解りいただけるかと思います。
「耐震王SANJIKU」4個使用・40mm×105筋交いのたすき掛け基準壁1枚と同等の強度は、同土壁ですと11枚以上の耐震性能が実験ででております。(壁倍率5.8)
   
Q.9 「耐震王SANJIKU」の木筋交いは鉄材の筋交いと比較してどちらが強いのですか?
A.9 「耐震王SANJIKU」が木材の筋交いを使用してありますのは、木材の優れた圧縮・引っ張り耐力を活用するためです。筋交いは、はじめ圧縮力が働きます。その後、引っ張り耐力が働きます。このように双方の耐力で接合部にかかる力を分担するため鉄材を用いた場合より取付部分に加わる力を減少する事が出来るのです。木材は、圧縮の3倍を越える引っ張り強度を持ちます。その比強度(強度/比重)は鉄を大きく越えるものです。木材の特性を使えば、木構造は、大きな耐震性能を持つことが出来ます。
   
Q.10 「耐震王SANJIKU」で補強する場合の費用は?
A.10 通常の壁1枚で,「耐震王SANJIKU」4個、筋交い(40×120×3m)2本材料費で¥38,000円程度。取り付け費用は、¥5,000円程度みております。(外装等の解体・補修費用は現場により異なります)他の補強方法と比較してローコストで建物自体に大きな耐震性能を実現します。
   
Q.11 外部に取り付けるホールダウンの補強とどのように違いますか。
A.11 地震は、建物に対して大きな横揺れ(建物構造のフレームを弱くする)と 急な縦揺れ(建物を基礎から外す)の2つの力が作用します。ホールダウン金物は、柱と土台と基礎を連結して縦揺れに対して固定するものです。横揺れにはあまり大きな効果を期待できないと思われます。建物自体に欠陥があれば、地震の力が住まい全体に伝わるためかえって横揺れに対して大きな被害をもたらすことも考えられます。「免震」「減震」「耐震」といろんな地震対策がありますが、基本的に躯体自体がしっかりしている事が重要なのです。「耐震王SANJIKU」は、1階の強度と通し柱の補強を通じて躯体自体に大きな耐震性能を持たせる金物です。
   
Q.12 柱と桁の大きさが違ったり、ボルトがでている場合はどのように使うのですか。
A.12 「耐震王SANJIKU」の設置する部分に、薄板や端材等あて板を取り付けて施工してください。例:土台からアンカーボルトのでている場合 出ている厚さの板にボルトの部分に穴を開けて、釘又はネジ等で取付後,「耐震王SANJIKU」を設置いたします。接着剤等を併用いられても結構です。
 
  以上のように「耐震王SANJIKU」の補強は、木材の特性を生かして,その強度を最大限活用するものです。構造の1部分の補強方法でなく、一番重要な躯体自体の耐震性の向上で大地震の被害を押さえる方法です。永く安心して住める住まいの補強にぜひ御利用ください。このほかにご質問がございましたらメール又は、FAXにて当社までお問い合わせください。
    
 

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